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広野さんのイメージイラスト

「CRAFT Mai」さん

 今回は、大阪出身の人形作家 CRAFT Maiさんを紹介しましょう。

CRAFT Maiさんは、家電メーカーを出産退職後、子どもの幼稚園バザーに出品したのをきっかけで独学で人形制作を始めました。作品は、評判を呼び段々「こんな人形を創って欲しい」という注文を受けるようになり、販売を開始。その一方でWEB関連の仕事をしながら、ときには休止したり、制作を再開したりしながら、たくさんの作品を創りだしています。

CRAFT Maiさんの作品の特徴は、赤ちゃんや幼稚園児などその年代の子どもならではの仕草や表情を丁寧に表現した手のひらサイズの人形であることです。手の中にすっぽりおさまる小さな人形達が友達同士で、兄弟、家族で、笑ったり、ふざけたりと何か物語を繰り広げてるのが伝わってくるような作品が多くあります。

実際の作品を手にのせてもらえると、その可愛らしさ、面白さ、ポケットにそっとしまいたいような大切にしたい気持ちが伝わりやすいのですが、今回は「ビスケット村」インタビューをきっかけに、より多くの人達にCRAFT Maiさんの作品を知り、実際に触れる機会へとつながっていくようになれば…と紹介します。
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ー主な仕事・展覧会ー

■ 2002年

飯田人形劇フェスタ/作文「我が家の人形劇フェスタ」最優秀賞用の景品制作
■ 2005年




慶応義塾幼稚舎パンフレット
アサヒシューズパンフレット
近鉄百貨店上本店「人形の世界展」展示販売
大丸百貨店梅田店「クラシック&中古カメラフェア」特別展示
■ 2013年

第二回クリエイターEXPO出店
その他オーダー人形多数


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *どのような子供時代を過ごしましたか?
 小学生のころまでは、大人から『良い子』『できる子』と評価されるために頑張っているそんな子どもでした。
 学生時代は、進路や生き方をめぐる家族との確執のなか、投げやりな日々を過ごしていたため、あまり良い思い出はありません。
 特に10代半ばから社会人になるまでの期間は『今のわたしは本当の自分じゃない…』そんな浮遊感や違和感にどっぷり包まれた重苦しい日々でした。
 とはいえ、人との出会いには恵まれ、数々の出会いが今のわたしを形作ってくれています。なかでも中学2年生の時、毎日2回(朝刊・夕刊)学級新聞を一緒に作って発行した友人との思い出は、灰色がかった記憶が多いなか、ひときわ瑞々しいものとして心に刻まれています。
 当時は『ガリ版(謄写版)印刷』。授業中こっそり鉄筆でガリガリとロウ紙に原稿を刻んでは、休み時間に慌ただしく輪転機をまわす日々。藁半紙に刷り上がった新聞は、内容こそ”しょうもない(他愛ない)”ものだったのですが、『自分の想いを何もないところから文章や絵で表現して人に届けること』の”ドキドキ”と”ワクワク”は、このとき確かに私の心に刷り込まれました。『何かを作って表現するのって楽しい!』そう感じることができるのは、この友人との出会いあればこそと思っています。

(それから、授業中こっそり原稿をつくるなどという“不届き”を見逃してくださった?先生がたにも感謝です。)

*どんな画材を使っているのですか?
 主に、軽量樹脂粘土の『ハーティクレイ 』です。
 使う色は、色の3原色(赤・青・黄)と黒・白。これらを混ぜてすべての色を表現します。

1)パーツごとに色を作り
2)1)の粘土でパーツを成形し
3)パーツ同士を合体させて完成

という手順です。成形後着色したものではないので、服を脱がせると裸ん坊になる人形もいるんですよ。それから、粘土そのものをペンのように使うこともあります。

 爪楊枝状に細く成形した粘土の先を水につけると色が溶け出すので、その色を利用して眉毛を書いたり服の模様を描くのです。自然な感じに仕上がります。
 最近は『羊毛フェルト』を使った作品も作っています。

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ーCRAFT Maiさんの仕事場ー

*作品を作る際にこころがけていることはありますか
 心身共に健やかでおだやかな状態で作れたらいいですね。

*Craft Maiさんが人形制作を始め、評判を呼び、次々注文もきて、制作が面白く夢中になる中で、自分の創っている人形の微妙な変化に、ハッと気がつくお話が人間らしくてすごく惹かれたのですがご紹介いただけますか?
 人形制作が軌道に乗り出したころは、ちょうど息子二人(当時18歳、16歳)の教育費がかさむ時期でした。
 当時は、家計の足しにと家事の傍らパソコンの出張教室を個人で運営していたのですが、人形制作でお金をいただけるようになったため、教室をたたみ人形制作に専念することにしました。ところが、そんな経緯で人形制作を始めた途端、人形の顔が見事に変わってしまったのです。

それはそれは『さもしい顏』(大阪弁で表現すると『もうけまっせ〜』という顔)に変貌しました。そのような顔の人形を作ることは本意ではありません。そこで人形制作を止め、企業でWEB関係の仕事に就きました。

 勤めている間も『人形を作りたい』という気持ちは消えることが無かったのですが、再開できないまま5年ほど経ちました。

そして、ようやく一念発起して『2013年第2回クリエイターEXPO』に出展、EXPO会場で色んな方に感想や評価をいただき、そのおかげで再開への迷いが払しょくされたのです。

*大好きな絵本は何ですか? 
 子ども時代、特に好きだった本はありませんが『ちびくろサンボ』の『虎がグルグルまわってバターになるシーン』は強く印象に残っています。

母親になって好きになった本は、
★ ねえ、どれがいい? (ジョン・バーニンガム)
★ ぶたぶたくんのお買いもの(土方 久功)
道徳的な絵本はすこし苦手です。
ページをめくるたび、想像力や会話が弾むような絵本に魅力を感じます。


*どんな仕事をやっていきたいですか? 
 『つたえたいもの、それは小さな物語です』これが CRAFT Mai の中心にあるものです。『子ども』『家族』をモチーフに、物語性のある人形を作り続けたいと思っています。 Mai人形が演じるのは、日常の一瞬を切り取ったスナップ写真のような光景です。“どこにでもある”光景だけれど、それを形作っているのは、登場人物(人形)たちの“唯一無二”の“想い”。

『人形たちの”想い”が観る人に伝わり、観ていただいた方の心の奥に眠っていた”想い”とシンクロする。』

 そんな人形を作りたいと思っています。それと『手のひらサイズ』には出来る限りこだわりたいです。

実は最近、老眼が進んで細かな作業がかなり辛くなってきているのですが、人形を作り始めたきっかけが『子どもたちのしぐさや表情があまりにも可愛くて、このままちっちゃくしてポケットに入れておきたい!』だったものですから、老眼鏡や拡大鏡の力を目一杯利用して、作れる間は『手のひらサイズ』で!


*今 何が面白いですか? 
 『人と人との縁』『羊毛フェルト』
  
*どんな風に生きたいですか? 
 『お茶目に笑顔で』『外柔内剛』『精神満腹』


*お知らせ・連絡先 
■ CRAFT MaiさんのHP
「手のひらサイズ粘土人形 CRAFT Mai」
http://www.craft-mai.jp/

 

 




 

「あ、赤とんほ」
サイズ 4.5cm〜6.5cm

 

 

 

ソーニャー
「お正月」
サイズ5.5cm、6cm

 


 

キュリオ
「もう泣かんときや」
サイズ4.5cm、5.5cm

 

 


のび動物病院
「泣き虫」
サイズ4.5cm

  

 



株式会社インテリジェンス様「anレギュラー」webコンテンツ用イラスト
「赤ちゃん」
高さ3cm

 

 

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「CRAFT Maiの
”しつじ”Meiちゃん」